勉強計画の立て方

こんばんは。ノラ鑑定士です。

勉強計画を立てる具体的な流れが今回のテーマです。※計画を立てることの重要性はこちら(勉強計画の重要性)

計画を立てましょう!というのは簡単ですが、実際に作るのは結構大変です。

精緻に作ってもあまり効果はありませんし時間もかかります。かといってあまりに適当でも意味がないです。

さらに、計画を立てるために必要な情報は実はそう簡単に手に入るものではありません。

そこで、今回は現実的に立案しやすい計画の作り方を紹介していきます。

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計画を立てる手順

計画立案は基本的にはゴールからの逆算となります。ゴールと現状のギャップをどう埋めていくかという設計図が計画です。

仕事の営業目標とかは相手もある話なんで、コントロールしきれない部分もありますが、資格試験はゴールがぶれにくいので計画を立てること自体は仕事よりいくぶんか楽です。それでも簡単ではありません。

計画の立て方 〜理想(建前)〜

純粋な理想論・理屈としては、ゴールからの逆算で計画を立てようとするとこのような流れになります。

1.目標(ゴール)をどの程度に設定するか?

2.現状と目標の乖離はどの程度か?

3.乖離を埋めるのに必要な手段は何か?

4.手段の実行にどの程度の時間を要するか?

5.必要な時間をどう配分するのか?

6.実行

7.計画の見直し、修正→再実行

どうでしょうか?言いたいことはわかるがいちいちこんな手順は踏んでられないって感じかと思います。計画を立てるだけで膨大な時間がかかるし、計画のために必要な情報も実はいろいろ手に入りません(ex目標をクリアできる実力・現在の実力ってそう簡単には測定できません・・・)。なので現実的にはなかなかこの流れではやれません。

計画の立て方 〜現実〜

先ほどの理想論は、計画倒れどころか、計画を立てることすらままなりません。

比較的手軽かつ、効果のある計画を立てようとするとこんな流れなるかと思います。(あくまで一例です

1.試験の全体像を早々に把握する

2.目標の設定

3.必要時間の把握

4.勉強時間の配分

5.実行

6.計画の見直し・修正→再実行

流れをそれぞれ説明していきます。

1.試験の全体像を早々に把握する

試験でどんなことが問われているかが分からなければ何を目指さなければならないのか、自分の予備知識がどの程度役に立つのかが見当のつけようがありません。

なので、勉強を始めた当初は数日間から1週間程度でテキストの通読や過去問(テキスト見ながらでもいいです)を解くことでどの程度の勉強が必要なのかを感覚的に把握するようにしましょう。

2.目標の設定

最終的なゴールでは合格水準プラスαの実力を確保できるようにしておかないといけません。試験の難易度のばらつきを吸収できますし、計画が遅れた場合のバッファーにもなります。

イメージとしては点数ベースで宅建士なら8割程度、FPなら7〜8割程度かと思います。

また、先ほど「最終的」と書いてあるように、一定期間ごとに達成すべき目標を別途設定しておく必要があります。このチェックポイントで自分の実力を測定し、目標に達していないようであれば計画を修正しなければなりません。

ただし、中間目標は非常に重要にもかかわらず、点数は勉強時間と必ずしも比例的には向上しないため、中間目標の設定や測定はそう簡単ではありません。

現実的には、テキストや問題集を何度回せているか?という回数を中間目標にせざるをえないかと思います。何回必要かは属人的な要素が強すぎるためなんとも言えませんが、(スキマ時間などの復習を除いて)5〜7回程度問題集を回せば、マークシート試験であれば合格水準に届く方が多いのではないかと思います。

あとは過去問を適宜といて感覚的に進んでいるか?進んでいないか?を把握するといったところかと思います。

勉強に慣れている方であれば、感覚的にテキストや問題集を何周すれば自分が合格ゾーンに行けるか把握していることでしょう。資格に受かれば受かるほど、勉強をすればするほど自分の実力を把握でき、計画も簡単に立てられるようになり、合格確度が上がります。

3.必要時間の把握

目標で設定した問題集を回数分こなすために必要な時間(テキストを読む時間などももちろん発生します)を自分の過去の経験や、すでにある知識、予備校などが開示している必要勉強時間を参考に設定していきます。

ちなみにネットなどを見ていると標準的な勉強時間は

宅建士350〜400時間程度

FP3級 20〜50時間

FP2級 200〜300時間程度

FP1級 600時間程度

不動産鑑定士 2000時間程度

とのことです。(このブログに書いてある勉強法を実行すればもっと短くできると思います!)

4.必要時間の配分

3.で把握した勉強時間を試験までの期間で配分していきましょう。

勉強する期間やどの資格試験かにもよりますが、余裕を確保する意味でも、試験日の1か月前〜2週間前には問題集を当初設定した周回数を終わらせる計画にしておくのが良いでしょう。

ここまでで5〜7回程度回せていれば、記憶の土壌はかなり強くなっています。この時点で仮に点数が合格に及ばなくても最後の追い込みで合格点まで持っていける可能性が十分あります。

また、全体スケジュールだけだと漠然としがちなので、合わせて今週は中間目標に向けて何をどれだけするか?という一週間スパンの計画も都度立てていきましょう。

5.実行

計画に基づいて勉強を進めていくだけです。※具体的な勉強の仕方はこちらから

6.計画の見直し・修正

1.で設定した中間目標を達成できているか定期的に確認し、目標に達していないようであれば、次の中間目標は達成できるように勉強のペースを上げる計画を練り直しましょう。そして修正した計画に基づいて勉強をまた粛々と進めていきます。

まとめ

一般的に勉強は他者からのプレッシャーは弱いので、計画を絵に描いたもちで終わらせず、実行をしていくこと自体は自分が頑張るしかありません!

自分の描いた計画を進めていけば合格できると信じて日々計画をこなしていきましょう!

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