こんばんは。ノラ鑑定士です。
このブログでは資格試験の勉強するにあたって効率的に学習を進める方法色々お伝えしていきなと思っています。
一方で特に勉強に慣れていない方が陥りがちな効率の良くない勉強法が多々あります。
これらは効果がないわけではないですが、時間の割に成果が伸びません。自分が以下のような勉強法をやっていないか是非一度振り返ってみてください。
時間は有限であり、人生で一番貴重な資源です。試験勉強に使う時間なんて短いに越した事はないです。さっさと終わらせて遊びにいきましょう!
効率の良くない勉強法
あまり望ましくない、勉強は以下の通りです。
1.まとめノート作り
2.問題集のときっ放し
3.テキストの斜め読み ※時と場合による
4.過去問の点数に一喜一憂
5.ながら勉強
6.一つの問題に時間をかけすぎること(考えすぎること)
それぞれの詳細について説明していきます。
1.まとめノート作り
多くの人が、テキストを読んだり、授業で聞いたことを新たにノートにまとめるという作業をしがちです。ちゃんとノートにまとめなさいと日本の教育業界が指導するのも背景にあると思います。しかし勉強におけるまとめノートはいろいろ問題を抱えています。
そもそも精度に難あり
まとめノートの基礎となる教科書やテキストはFPにせよ宅建士にせよ自分よりはるかにその分野に詳しい人が何とか分かりやすくしようと多くの時間を割いて作成したものです。勉強したばかりの自分が、先人の作った物より要点を的確にまとめたノートをさっと作るのは想像以上にいばらの道です。
自作ノートは論点を外します。ずれたまとめノートで勉強し続けるのは危険です。大事な箇所を見落としている可能性があります。逆に重要な点を外していない完璧なノートが作れるならその部分をあなたは既に理解していることでしょう。ただその場合はテキストに蛍光ペンを塗って、補足説明を書いておくことで事足りてしまいます。
情報の一元化が困難になる
勉強が進むにつれて情報は増えていきます。「こんな知識も追加で覚えておいた方がいい!」とか「今まで良くわからなかったけど、あの文章の理屈がようやくわかった!」とかですね。これらはどこかにメモしておく必要があります。
勉強においては「これを見れば全てがわかる」というバイブル的なものに情報はなるべく一元化しておくべきです。同じ情報を目にする回数が増えて記憶の増強につながりますし、情報の検索は時間がかかる割に全く何も生み出しません。
個人的には基本テキストに一元化すべき(いろいろメモを加筆していくべき)と考えていますが、まとめノートがあった場合、テキストとノートのどっちに書いてあったけ?と探索せざるをえません。また、テキストの内容を丸写ししない限り、まとめノートには不足している情報が必然的に発生します。ついでに物理的に持ち運ぶべきものが増えるので邪魔です。
作る時間を繰り返しに当てた方が覚えられる
作っているうちに覚えるんだ!という反論もあるかと思います。今までもこれからも伝えつづけますが、記憶の基本は繰り返しです。まとめノート作りが繰り返しを凌駕する圧倒的な刺激を脳に与えられるなら話は別ですが、経験上それはありえません。
ノート作りには多大な時間がかかります。作っている時間でなんども繰り返し音読するなり、理屈の流れを殴り書きするなりした方が記憶の効率ははるかに良いことでしょう。
講義を聴くときはひたすらノートをとる
逆に予備校などで講義を受ける場合は、聞いた話を片っ端からノートにメモしていきましょう。体裁は気にせず、ひたすら書き続けてください。
授業を受けたとき重要でないと思ったことも実は大事だったりしますし、講師が話していたことを見返すと理解がスムーズになることが多いです。ノートを見ながら復習する際に、自分で内容を消化しながらテキストなど情報を集約するものに転記して行ってください。
2.問題集のときっ放し
勉強は「理解→記憶→忘却」の繰り返しです。漫然と問題集を解くだけでは「理解」と「記憶」はできません。繰り返したことにはなりません。
おいおい詳しく書きますが、問題集を解く意義は、何を知らなくて何を誤解していたかを自分自身把握し、記憶につなげるためです。問題は素早く解くべきですが、解説の読み込みには十分時間を確保し、明日本試験があっても、その問題は確実に解けると自信を持って言えるくらいにその場で覚えるようにしてください。(それでも忘れます。気にせず繰り返しあるのみです。何回しっかり記憶したかが最後点数につながります)
3.テキストの斜め読み ※時と場合による
「2.問題集のときっ放し」とほぼパラレルです。斜め読みは勉強に入りません。テキストを読むときに全部記憶しようとするのはかなりきついですが、どういう理屈の流れなのか、背景にはどんな考え方があるのか等を意識しながら精読するようにしましょう。
※ただし、勉強を始めた当初は早々に試験範囲の全容を把握する必要があり、かつ、わからないことだらけなのでむしろ斜め読み推奨です。ちなみに斜め読みとは新聞の記事をお客さんとの雑談に使える程度に何となく読むレベルをイメージしています。
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