FP試験はフィナンシャルプランナーのためのもの?
みなさんはフィナンシャル・プランニング技能検定(以下「FP試験」)をご存知でしょうか?
金融機関で働いている方は強制的に受験させられた苦い記憶をおもちかもしれません。
(私も勤務先から受けろと圧力を受けて、受験したタイプです・・・)
FP試験は、その名前から、仕事でお金を扱う人向けの内容と捉えられることもありますが、
実はこのFP試験、すべての社会人にぜひ勉強してもらいたい内容が詰まっています!
知らないまま過ごしていると実は損していることもいっぱいあるかもしれませんよ。
FP試験 勉強のススメ
FP試験はどんなことを学ぶのか?
FP試験は以下の6分野で構成されています。
①ライフプランニングと資金計画
→社会保障とか年金とかそんな話
②リスク管理
→生命保険、損害保険とか
③金融資産運用
→お金の増やし方
④タックスプランニング
→各種税金
⑤不動産
→名前のまま。
⑥相続・事業承継
→名前のまま。思ったよりもめます。相続する金額が少なくてももめます。
どうでしょうか?どの分野も家計には深く関わってきますが、すべての分野で十分な知識があると自信を持って言えますでしょうか??
次の項で基本的なクイズをやってみますので、ぜひ答えられるか確認してみてください!
実は損していませんか?
それでは、FP試験に出題される知識に関するクイズです。あえて難しい用語もそのまま使います。
A.あなたは自分が大病、大怪我した場合に備えて医療保険、所得保障保険などに加入していますか?その保険は、公的保険の高額療養費制度や傷病手当金を考慮して金額等を設定していますか?
B.ふるさと納税がどのような制度か知っていますか?実際に制度として活用していますか?
C.idecoやNISAといった資産形成を後押しする制度を活用していますか?どのようなメリットがあるか知っていますか?
D.投資信託で投資をする場合、運用手数料水準が長期的なパフォーマンスに大きな影響を与えることをご存知ですか?その上で、アクティブ・パッシブのファンド選択を実施していますか?
FPの試験範囲は、その知識があるからといってすぐにお金が増える性格のものではありませんが、知らないと確実に損するものがいっぱいあるのです。
試験は受けなくてもいい
もしかしたら、損しているかも・・・と思った人はぜひ一度FPの教科書を手にとってみましょう!
フィナンシャルプランナーを目指すわけではありません。なので、別にFP試験に合格する必要も受験する必要もありません。(もちろん合格目指して勉強することは素晴らしいことです!)
オススメは
「FP3級or2級の教科書を数回通読し、どのような制度があるか把握する。」です。
細かい数字を覚える必要はありません。
何かあった時に、「そういえばこんなルール、制度があったな」と思い出すための
記憶の引き出しを作れればOKです。
また、かっこつけてFP1級の教科書を使うのもやめましょう。3〜2級の知識を前提とした細かい内容が多くなっており学習効率がかなり落ちます。
細かい内容は必要になった時に調べればいいですし、数字は記憶しても制度がコロコロ変わったりするので意味がないのです。
ということで、ぜひ勉強してみてください!