こんばんは。ノラ鑑定士です。
「モチベーションの維持」は資格試験の勉強を進めるにあたって非常に重要なテーマです。
試験の勉強は一朝一夕ではできません。少なくとも数週間、長ければ数年間にわたって勉強を継続しなければなりません。
合格できなかった場合の多くは途中でやる気を失ってしまって、合格に足るだけで勉強量を積めなかったか、試験を受けること自体を諦めてしまったという理由が多いかと思います。
かくゆう私も証券アナリストは途中で完全にやる気を失って受けることすらしなかった失敗もあります。(申し込みはしてたので10万円弱ドブに捨ててます・・・)
このブログでは勉強法に関するテクニカルなことをいろいろ紹介していますが、試験に限らず物事を達成するのに一番大事なのはメンタルであり、体力です。最終的にはやりきってやるという気合と根性がものを言います。モチベーションがないと、根性は発揮できません。
モチベーションを維持する方法
1.なぜ勉強を始めたかを常に意識する
自分がなぜその勉強を始めたのかを忘れないようにしましょう。
キャリアップのため、自己啓発のため、会社から命令されたなど理由はいろいろあると思いますが、やる気が出なくなった時は一息ついて最初の出発点を思い出してみましょう。きっと自発的にせよ、他発的にせよ、強い力が働いたから勉強を始めたはずです。
当初の動機を思い出すことでその強い力をまた利用することできます。
そして同時に受かった後のことも想像してみましょう。
きっと今の自分よりどこかしら良い状態(もしくは落ちると悪い状態)になっているはずです。メンタル面・待遇面・知識面などいろいろあると思いますが、自分自身にニンジンをぶら下げるのは物事を前進させるのに手っ取り早い方法です。
2.周囲の人間に勉強していることを宣言する
家族、友達、同僚、上司などを相手方に勉強していることを宣言しましょうです。周囲への宣言は自分を追い込む方法です。落ちるとかっこ悪い・恥ずかしいという考えが少なからずよぎるようになります。さらに、宣言することによって周囲の理解や協力も得られます。
また、当初宣言するだけでなく、たまに「勉強するんで」と言って残業や飲み会を断るとさらにいいです。どんどん落ちるわけにはいかなくなります笑
ちなみに世帯をお持ちの方は、必ず家族には勉強することを宣言して理解を得るようにしましょう。試験勉強は物によってはそれなりに時間を奪います。勉強のせいで家庭崩壊など起こらないように、事前の根回しは大事です。
3.同じ目的を持つ仲間を作る
同じ資格を目指している仲間を探しましょう。ライバルであり同士です。負けるもんか!という競争心を駆り立てることができますし、つらさを共感しあえます。愚痴も言えます。人間ネガティブな感情を抱え続けていると心が折れますからね。
ついでに、わからないことを気軽に質問できるので勉強もはかどります笑。
※逆に質問された場合も丁寧に対応してあげましょう。お互い様という意味だけでなく、人に教えることは自分の理解が進むという非常にポジティブな効果があります。
ネットがない時代は予備校に通わないと試験仲間を見つけるのは大変なことでしたが、今は日本中からいくらでも同じ境遇の人を簡単に探せ出せます。別に相互の交流でなくても、試験勉強を頑張っている人のブログを読むだけでも大きな励みになります。
4.小さな成果を喜ぶ
スランプや、プラトー(一時的な停滞状態。高原状態)の時期はやってもやってもなかなか点数が伸びず、投げ出したくなります。そんな時は点数の停滞を悲観するのではなく、「今日はこれを覚えた」、「前回まったくわからなかった問題がなんとなく意味はわかった」といった目に見える小さな成果を心から喜びましょう。少しでも前に進んでいるんだと認識は前向きに勉強を続ける糧になります。
私は実力と点数の伸びは一致しないと考えています。実力は直線的に伸びていきますが、実際に現れれる点数は全然伸びない時期と一気に伸びていく時期の繰り返しです。
本当は合格できる実力が付いてきているのに、点数が伸びる時期にさしかかってないから悲観して諦めてしまうのはもったいないことです。
5.勉強の日常化
勉強の日常化(習慣化)はモチベーションの重要性をそもそも低くしてしまう方法です。歯磨きしないと気持ち悪いのと同じくらい、勉強しないと落ち着かない状態を目指しましょう。自動的に学習が進んでいきます。
大学受験の時、高3の夏以降は毎日少なくとも8時間以上はやっていたと思いますが、今すぐにそんな長時間勉強は絶対できないですね。仕事している方がまだ楽です笑。習慣になっていたからできたことです。
簡単には習慣化しませんが、毎日一定のタイミングでやってるとわりとスムーズに慣れていきます。社会人の場合は夜より朝の方が時間をコントロールしやすいのでオススメです。10分でもいいので、朝必ず勉強するようチャレンジしてみてください。
まとめ
メンタル・モチベーションは日本ではいかがわしいイメージが付いて回りますが(検証困難性を悪用した怪しいビジネスのせいです)、実際は非常に大事な要素です。自分の精神のコントロールも勉強のうちだと思って、ぜひいろいろ試してみてください。